- 日時: 2021/10/10 07:08
- 名前: リトン (ID: SxxAsLKd)
【エリートオロチ】転生編E
〜二日後の夕方〜
カイム「エンマ様、オーディンの居場所が判明しました。」 エンマ「何っ!?それはどこだ?」 カイム「星名地球、国名日本、さくらニュータウンおつかい横丁かげむら医院、という場所です。」 エンマは出かける準備をした。 カイム「どちらへ?」 エンマ「ちょっと…ね」 カイム「わかりました。」 カイムはそう言ってエンマに神剣クサナギ≠手渡そうとした。 エンマ「いや、いい。自分より弱い武具を使ったって意味がない。」 カイム「失礼いたしました。ご武運を。」
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エンマは、かげむら医院へと移動を開始した。 道中、239体の ぎしんあん鬼、ガ鬼、あまのじゃく を倒したが、そんなことはどうでもよかった。 エンマ「ここがかげむら医院か…」 入ってすぐの所に、小さな子狐がいた。 エンマ「君、大丈夫か?」 小さな子狐は、ヤミキュウビに変化した。 ヤミキュウビ「ククク、かかったな」 ヤミキュウビ『オワリノハジマリ』 エンマ「…なあ、いきなりそれはひどくないか?」 エンマ『覇王閻魔玉』 (文字にならない爆音) エンマ「あとでじっくり聞いてやるから、おとなしくしてろ」 ヤミキュウビは、天界へ転送された。 エンマは、1.2.3階全て探索したが、特に何も見当たらなかった。 このまま帰ろうとしたところ、地下から妖気を感じたので、行ってみることにした。 レバーを下げると、中庭の水が引き、地下室への扉が現れた。 エンマは先に進む。
そこは、実験場だった。 かつて仲間として戦い、死んだはずの妖怪たちが、培養液の中に入れられ、生きているではないか。 その目は真っ赤に染まり、こちらを強く睨んでいる。
解析の結果、 やはり妖怪たちは死んでいて、今見ているものは単なる記録装置のようだ。 ならばせめて楽にしてやろうと、 培養液の入っている装置にヒビを入れた。 中から出てきたのは、大量のGだった。 そして妖怪の形をした物は、 枯れるようにして、朽ちた。
それを見た後に、 どこからか声がした。
???「ひどーいエンマ様。大切なお仲間を殺すだなんて」 エンマ「殺したのはてめえらだろ? なあ、百鬼姫」 百鬼姫「ちっ、ばれちまったらしょうがねえ。ヒヒッ」 エンマ「何がおかしい」 百鬼姫「わからねえか?エンマ様不在の今、妖魔界は攻め放題だぜ?」 エンマ「てめえ…!」 百鬼姫「もちろん、妖魔界には、焔天狗君が行ってます!」 エンマ (まずいぞ…焔天狗ということは、 炎か… 妖魔界にはゆき、ふぶきがいる。 あの二人の弱点は………炎だ! 今すぐ戻らないと!) ???『雷神の術』 ???「おっと、エンマ様、帰らせやしませんよ!」 エンマの体は麻痺してしまった。 エンマ(クッ、動けない…) ???「エンマ様には、用が済むまでそこでじっとしていてもらいます!」 エンマ「その声…オーディンか?」 オーディン「それが何か?」 エンマ「貴様…裏切ったのか?」 オーディン「そういうわけではない。 我もその辺はよくわからんのだ。 だが、貴様は敵である。 それだけは間違いない。」 エンマ(うんちく魔の能力、と見てよさそう、だな そんなことより、早く戻らないと…) 百鬼姫「ほら、妖魔界の様子を見せてやるよ」
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ゆき、ふぶき「やめて、助けて…」 焔天狗「ダメだ。お前らのことなんて、誰も助けに来ねえんだ」
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変なの |