- 日時: 2022/08/12 23:38
- 名前: 葡萄(完熟) (ID: 6L7c0OhW)
あなたは謎の日記 を手にいれた! 読みますか? ▼はい いいえ はい
△月□日 俺はこの前、自宅の台所で何か黒い物体を見た。すると、脳内で思い出せる筈のない何かが思い出せそうだった。 俺はそれが何かを確かめる為、旅にでる事にした。それを日記に記していこうと思う。
☆月○日 どうやって確かめるねんハゲ
◇月○日 俺は旅に出てから、人を見掛けては聞き込みをして回った。ある人は何故かクスッと笑いを浮かべながらシカト ある人は携帯でどこかに電話しているようだった。 それでも聞き込みをしていた時、ついに話を聞いてくれた人が現れたのだ。 彼は暫く考えた後、何かを察したかのようにこう言った 「その年で厨二病ですか?笑 病院行った方がいいですよ笑」 あ、ありのまま今起こった事を話すぜ… 俺は何か情報を手に入れられると思っていたら いつの間にか罵倒されていた 何を言ってるのか分からないと思うが、 俺も何故罵倒されたのか分からなかった
○月△日 しかし俺はめげない きっと病院に行けば何か分かる、きっとあの人はそう言ったのだ そう信じて俺は近くの病院に足を運んだ。 そして…受付の人に事情を話した所 一瞬「フフw」 って笑ったような気がしたんだが。 それは置いとくとして 医師から一言 「その黒い物体と言うのはゴキブリの事では無いでしょうか?」 その瞬間脳内にある光景が浮かんできた ここからはその時の事を思いだしながら書いた物だ。
なぜか視点が物凄く低い。ここはどこだ? 辺りを見回す。家の中だ。見上げると食器等がある、台所だろうか? しかし、何故これほどに視点が低いのだろうか…まるで小人にでもなってしまったかのようだ。 辺りを探索する事にしたが、体に違和感を感じる。 カサカサと言う音が動く度に聞こえるのだ。しかも自分から。 そして俺は気付いた。俺はゴキブリになっているのだと。 まるで意味が分からんぞ! すると…近くで誰かの叫び声がしてすぐ、自分の体が押し潰される感触を覚えた所でその光景は終わった。 気付くと俺はベッドで横になっていた。 後から聞いた話だが、俺は医師の一言を聞いてからしばらく気絶していたらしい。 だが体に別状は無いので、家には帰らせて貰えた。何だか身体中が痛かったが、気にしないでその日は眠りについた。
▽月☆日 何かがおかしい。 あれから毎日、家の中のどこからかカサカサと気味の悪い音が聞こえてくる。 しかし、友人に相談して家に来てもらうと、なんと彼には聞こえていないらしい。俺には聞こえているのに、だ。 まあ、しばらくすれば無くなるだろうとか思って暫く生活していた。 だが、日に日に音が大きくなっている気がするのだ。 明日、一度家をくまなく捜索してみる。
□月△日 キッチンだ。他の場所と比べてここだけ音が大きい。その辺りを調べようと、床に敷いてあるマットに足を踏み入れた時 何かを踏み潰したような感触がある。 ふと下を見るが何もない。 全身に寒気が走る。マットの下の光景を想像するだけで吐き気がしそうだ。 だが、俺はその下を覗いて見る事にした。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここで日記は途切れている… しかし、ページの隅に落書きのような物がある。貴方はそれを読んでみた…
お父さんの言葉 前を見ろ ものを壊すな ゴミを溜めるな キイロを好め ブルーを嫌え リンゴが好物 だれとも関わるな
それを読み終わると同時に、貴方は背後に何かが居るのを感じた。
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