- 日時: 2016/02/21 13:23
- 名前: ツバメ (ID: RM30nQ8V)
>>134の続き
ジバニャンとウィスパーがトイレのドアを開いた。
そこに鎮座するのは青筋を立てているマンモスだった。
「うおおおおおおッ!超我慢!」
洋式トイレで胡座を組み、スキルを発動するマンモスの形相はかなり危ない。
「大丈夫かモレ!しっかりするモレ!腹に力を込めて思い切り叫ぶモレ! 『お前のボスは誰だって!』」
「えいいいいああ!尻からモダン焼きィ!」
その横ではモレゾウがエールを送っている。
「相乗効果というか…友情コンボで大変なことになってるニャ」
「どんちゃん入れたら、もうトイレが爆散しそうですね」
洋式トイレに亀裂が入り始めたので、ジバニャンとウィスパーは退散した。
「いいこと思いついたモレ、どんちゃん呼んでくるモレ」
「トイレでお祭りだドン!ドンドン――」
玄関に来たあたりで『ドォォンッ!』とトイレのドアが吹き飛び、爆散した。
ジ「次は玄関ニャ、下駄箱をピッカピカにするにゃ」
アペリカン「ヘイッ!靴のことならミーにマッカセナサーイ」
ウ「よろしく〜」
ア「ヘイ、カモ〜ン、オーマイッガッ!」
ジ「下駄箱の臭気レベルに肺が5秒で腐ったニャ」
「ついにきたニャ」
「そうですねウィッス」
二匹の妖怪がたたずむ先はバスルームであった。
「いやここで重要なんは脱衣所か風呂ンなかちゅうこっちゃ。脱衣所やったら脱着・装着を堪能できる反面で 風呂ンなかは全裸やから何もかんも見えるお湯に濡れる髪とか身体とか。 まぁフミちゃん発育途上の身体やから、そういうのがいややったらママさんのおっぱぶもぼべら」
「腐ったバナナみたいな妖怪を壁にめり込ませた後でとりあえず脱衣所ニャ」
ブシニャンはしゃべるだけ喋ってぶっ飛ばしたナガバナナを尻目に言った。
「当然執事の私の役目かと?」
そう言ってウィスパーは脱衣籠の中に入ろうとした。
「もんげー!狭いズラ〜!」
「でろってんだよ!オラッ!邪魔だキュンキュン!」
「Bランクのクセに舐めるなぁ!青龍にいいつけるのだー!」
「ぶようじんぶようじん脱衣籠がぶようじん!」
籠の中はすし詰め状態の妖怪が互いに罵り合っていた。
「コマさんを始め、その他有象無象をうんがい境で次元の狭間に送り込んだところで再開です。 ジバニャンはエミさんとの経験上、当然お風呂ですよね?」
「おいら、フミちゃんのパンツをクンカクンカすーはーすーはーしたいニャ」
「仕方ないですね、変態猫の用件をのみまして、私は風呂に妥協しましょう」
「『ちょっと待った!』」
「誰ニャ!?」
「本家総大将の大ガマだ」
「元祖総大将の土蜘蛛だ」
「あー饅頭で元祖と本家と抗争させたバカ大将が何の用ニャ?」
お湯を張った風呂に沈められたジバニャンを横目に二人の大将が言う。
「俺は大ガマだから風呂な」
「じゃ脱衣所で手打ちだ」
「ちょっと待った!」
「誰だ!」
「真打ちの光オロチと闇キュウビ―――」
とエンドレスし、最終的に破壊された脱衣所と風呂場。
|