Re: B1同好会・拾壱ノ宴( No.180 )
  • 日時: 2023/02/09 19:09
  • 名前: てん ◆xNQw.mfGbM (ID: vIPF5IJ4)

178なんか文学的なようなそうじゃないような。

てんが適当に作った文学的文章↓


暗がりにパッと光った”何か”に手を伸ばせば、それはすぅっと溶け込んでいくように甘い香りを放った。
きっとあれがこの夏の”朝”その物なのだろう。いや、あるいは何物でもないのかも知れない。
「これが本当に素晴らしいものと言えようか。」男は自分の手に目をやった。
本当の美しさとはきっと大地に敷延されていて、私たちの瞳に映りようもないのではないかと気づく。
あゝ、今日もこの清々しい”朝”に胸を開けば、小鳥の憂鬱が聞こえてきそうだ。
この気持ちよくも苦しい”朝”に、男は美しい物の一端を見た気がして、ただそこに、詩のように飛んで、立ち尽くすのであった。