Re: 魑魅魍魎 (予備スレ)( No.1 )
  • 日時: 2022/06/02 17:18
  • 名前: コピペ提供  ◆dyN4EIsgt. (ID: FFIYnv8.)
  • フレコ: 173666585748

あの日見たものは一生の宝物だ。そして忘れはしない。なんと優雅なのだろうか。あの思い出の物…そう。“桜”だ。時には華やかに。そして時には切なく散っていく。「また今度」と告げる様にね。花。それはそれぞれの季節やいろいろな物を感じさせてくれる。そんな花が私は大好きだ。
物語 春を告げる
第壱の花 「桜」
”「あぁあ…」“
私は遥。普通の小学生だ。明日からは五年生になる。少しの緊張と大きな楽しみな気持ちが私の心を揺さぶっていた。
「もう寝なさい。明日は学校なのよ。」
母からその言葉を告げられ私は眠りについた。眩しい光が見え、そして鳥のさえずりが聞こえてきた。私はワクワクしながらご飯を済ませた。いつもより念入りに歯を磨き家を出た。
「行ってきます。」
静まりかえった通学路にある一つの薫風が吹いた。そしてある物が舞い上がり遥の髪の横に通った。何かと思って見てみたら毎年毎年見てるものが目に見えた。
“桜”だ。とても綺麗だった。言葉では表現しづらいがとにかく私は
「綺麗だな…」
と思い学校に行った。学校に着きクラス表を見た。私は心の中で
「やった!」
とつぶやいた。なぜなら親友の恵ちゃんと一緒のクラスなのだからだ。2人は席も近くて班も一緒になった。
「私達五年生だね!」
「やったね♪」
などと呟き始業式を聞いた。2人は休み時間外で遊んだ。縄跳び、ブランコ、いろいろな物で遊んだ。
「キーンコーンカーンコーン」
チャイムが鳴り始めた。2人は急いで帰ろうとしたその時。
ある物が散っていた。桜だ。桜が私達の髪になびき、とても綺麗だった。2人は
「春が来たんだなぁ」
と改めて感じた。そして急いで教室に戻る2人の姿があった。