Re: 雑談、質問、交換部屋 【小説投稿{わたしのアトリエ}】( No.432 )
  • 日時: 2020/08/21 01:34
  • 名前: 咲来 ◆ZStKBqlmIk (ID: ss.fDoXz)

ルノさんの続きを勝手に書いてみよう…
ふぶき姫には学校に通ってもらいます…
設定は捏造に捏造して捏造します

あれはどのくらい前だったのか、
記憶のないほど前の昔々、
「ふーちゃん!この服可愛くない?」
そういう話をしていた、私に話しかけたのは
つばき姫
つーちゃんだ
「本当だー!つーちゃん似合いそう」
つーちゃんと私は幼なじみ、
仲良しで、親友だった、いつまでも…
いつまでも…
…そうだと思っていた
あの時、
つーちゃんに勧められて私はお揃いで服を買った
可愛い、フリルの服、私のタンスに入れたら
きっと凄く目立つだろうな…
そう笑顔で思っていたことを覚えている
つーちゃんとお揃いの服は
あまり着ないものの1番のお気に入りだった
着れなくなっても、捨てずに
つーちゃんに教えて貰った裁縫で、
服の布を小物入れにして大切に使っていた
しかし、
人間だと中学くらいになった頃だったと思う
中学校(仮)に通い初めても変わらず
つーちゃんと一緒に居た、
つーちゃんはよく笑顔で
仲間が沢山いていわゆるクラスの中心だった
…私は無愛想なせいでほとんど影に居たけど
そんなある日の事だ、
つーちゃんは好きな人が出来たという
そして、その辺だろうか?
私に対するイジメが始まったのは…
けど私は気にせずに居たから
余計にエスカレートしていった、
頭から水をかけられたり、
靴に画鋲が入っていたり
そんなことは日常茶飯事だった、でも
つーちゃんだけはずっと支えてくれた
いじめっ子達に注意してくれたりもした
つーちゃんとお揃いの服で作った小物入れは
私のお守りだったのだ
そしてそんな優しいつーちゃんは
恋が叶ったらしいのだけれど…
今日は顔面に雑巾を投げられた、
まぁいつもと比べたら全然…そう思っていた
『つばき』
そう雑巾に書かれている事を見るまでは…
すると
「ガハッ」
後ろから勢いよく蹴られポケットから小物入れが飛び出す
背中が痛い…お腹が痛い…内蔵が痛い…
でも駄目だ、あの小物入れだけは…それに
雑巾がつーちゃんのってだけで
つーちゃんがやった訳じゃない
そう思い小物入れに手を伸ばす…と
よく知っている椿の匂いがして…

……
………
小物入れは勢いよく踏まれた
そして言われる
「このフリル、
キモっw…前々から思ってたけど…
…………くっそ似合わないわよwwww」
その声は…つーちゃんだった…
私は絶望し…放心状態だった
そして最後に言われる
「いい鴨になってくれてありがとう、
私が正義のヒロインになる為の
道具になってくれて…」
…そう、全ては結ばれる為だけに…
その時私はもう全て壊れていたのだろうか?
次の瞬間教室は凍りついた、表現ではなく
実際の意味で
そして私はそっと立ち上がり、
つーちゃんの頬に触れ言う
「そうね、貴方みたいに偽の笑顔で居れば
もっとよかったのね…こちらこそありがとう
身をもって説明してくれて」
そう冷たさを隠すような声が響く
あの日以来つーちゃんとは犬猿の仲になっていた
だから
…お揃いの服を買ったことを今でも後悔している