ちょっと書きます。
「………ごめん。避け切れなかった。」
「…………!」
目の前であいつがにこりといつものように笑った。
でもオレは、笑うどころではなかった。
「なんでだよ……!今すぐ福禄寿呼んでやるから待っ「いいの。」
彼はオレの言葉を遮った。
血が溢れる胸元を握り締めた。
「……おいらは、なんでここにいるかわかる?」
「…………。」
今思えばお前は、オレ達に自らの過去を言おうとしなかった。
「おいらはね、ゴットファーザーと一緒で、空から追放されたんだ。追放されて行く手もなく彷徨ってたところを、ゴットファーザーに見つけられたんだ。そこでおいらはゴットファーザーが企画してたゴットタワーに封印された。」
オレ達の友達の人間、ケータとイナホがゴットファーザーを倒したから、その封印は解けた、と教えてくれた。
「つまりおいらは、罪を侵してるんだ。だから、おいらは死んでもいい。」
「ダメだ!」
「布袋尊。今までありがとう。こんなおいらと一緒にいてくれて。次の日の夜空に、おいらがいるって思ってくれたら嬉しいな。」
「ツキノヤミぃっ!」