>>22
了解ですー
ムゲンの過去
ここは、凶悪犯たちに蓋をした
泣く子も黙るムゲン地獄、
そこに今日から警備員として
配属された人物がいる
それが”僕”、陽楼(かげろう)
元、人間…いや現人間か?
生きている年を考えたら絶対人間ではないのだが
ここでの警備は単純だ、外に凶悪犯を出してはいけない
初日だから一応一回層担当になっているらしいが
最下層が私の担当らしい。
俺は確かにここ、
ムゲン地獄なら他の警備員よりくわしいだろう
…
一人称は未だにたまに混ざっている
ー魂の混濁ー
自分の犯した罪だ、
なにも気にすることなどないだろう
「もしかして…影廊ギョロ?」
僕の罪深き頃の名前を呼ぶ
そう声が聞こえ背後には巨像があった
「はッお前とおしゃべりしてる暇はねぇんだよ」
そう返事するしかない
こいつらとはそうやって…過ごしたのだから
ムゲン地獄、それは過去が眠り、
罪が許されてもなお、
解放されることのない檻の名前
自分の中の罪の意識が作るもう1つの檻
ここに居るものはを知りたいのだ
罪の名前を…自分の過去の闇を…