ストーリー編!
第2話「真夜の小さなお祭り?」
そしてその日の夜、雑談タワー頂上より、物凄い光が分散して、紅シティーが一気に真夜から真昼に変わったようだった。
もちろんの如く、その光でたくさんの人が目覚めた。
夜行性人間のヲタクもPCの後ろの窓から照らされる、強烈と言わんばかりの光にビックリしただろう。
そして、俺は家を出て、マンションを後に、タワーへと向かった。
行く途中、同じ考えを持つものがいた。少なからず。
そして、最後の交差点を抜けた先に雑談タワーの中央出入口へと到着した。中央には様々な者たちが真夜に開くはずのない自動ドアをバンバンと叩いていた。
東・南・西も同じような状況下だったが、中央程の人数では無かった。
後で、管理人にあーだこーだ言われるのも面倒なので、少し離れたところから傍観することにした。
そして、到着から1時間ぐらい経った頃、遂に夜勤の事務局員4人がそれぞれの出入口に向かった。
中でも中央は夜勤の事務職員のリーダー的存在の者が対応に応じた。
もちろん、自分は傍観者であり、少し離れたところから見ていたため、薄っすらと声は聴こえたが、内容までははっきりと把握することができなかった。
そして、このまま内容を掴み取れずに傍観者のまま帰るのもあれだったんで少し近寄ることにした。
それと同時にタワーの中心、光速エレベーターから1人の人物が降りてきた。
誰だ…?
第3話に続く