さてさて…(ケータ母ボイス)
鬼殺鬼
12.休日
………
……
…
「…無闍忌が剣士に」
「そうか 全く、あいつは注意力がなさすぎだ」
「相変わらず辛口ですね」
「だが、霹が3人やられるのは少々腹立たしい」
「墮駱、無闍忌、灯惨…全員下級から新しく上がった者たちですがね」
「……『澪華』と『雅矩』はどうした?」
「彼女らは武士の都『花水無町』の『花水無遊廓』でしょう 城を手にしたと言ってました」
「そうか ならばそこで私の野望のために頑張ってもらおう………」
円城寺さんと無闍忌との戦いから4ヶ月後…
「最近任務ないなぁ」
「いいじゃない、平和ってことなんだから」
「そうだけど、ここまで平和だと逆に不安というか…」
「ほら、早く買い物いこ!時間がなくなっちゃうよ!」
「わかってるって、今準備してるから」
「あ、これかわいい〜!」
「これもいいなぁ!」
「じゃーん!似合う?」
「おう、似合うよ」
「えへへ、じゃあこれは?」
「…え、本気?」
「あ、佑にはまだ早いかな? それとも私には無理って言いたいのかな?」
「いや…別に」
「ならいいでしょ ふんふ〜ん」
「そうか、綾音ももう…」
「ん?何か言ったー?」
「いや、何でもないよ」
「おいし〜い」
「だな、こんなに美味いとは…」
「楽しかったぁ〜」
「久々の休みだったからな」
「まぁ佑は学校行ってないけどね」
「しょうがないよ 同級生病院送りにしちゃったし、任務外せないし…」
「私は寂しいな、ここでしか佑と話せないんだもん」
「そうか………ごめんな」
「……ううん、話せなくなるより全然いいよ さ、帰ろ!」
「だな」
「だっだいまー!って、ここ私の家じゃないけど」
「新山佑よ、帰還早々に申し訳ない 任務が入った」
「え?」
「花水無町で人が次々に消えている 鬼の仕業の可能性が高い、花水無町に向かってほしい」
「…わかりました」
「行かなくていい」
「…え?」
「ここは俺が行く、武士の都だ 面白そうだろ?」
俺、新山佑は新たな任務を受けた。
だけど、天の高槻隼人さんが代わりに行くと言い出した。
俺はどうすればいいんだ?
………
……
…
1期終了です
佑と綾音のお買い物シーン長めで、何を買ってるのかはご想像にお任せします
遊郭編の舞台の吉原遊郭は江戸時代からあって今も区割りとかが残されているみたいですね
1期大して見てないけど2期ちゃんと見てみようかなぁ
もしあったら2期ネタに使えるし←