>>556
時空神〜!
まって、ラスブシがなんか輝いて見えた。
第二十話 嵐の後の静けさ
カナリア「いい加減にして?もうお遊びはここまでよ」
星希「兄上!これは!」
ユララ「!皆、伏せろ!!」
ガラガラ
夜叉エンマ「斬無一閃!」
カナリア「キャァァァァァ!!!!」
こうして嵐の大混乱は退けた。
エンマ「シュウ、もういくのか?」
シュウ「うん、僕にはやるべきことが見つかったからね、今日は帰られないかも。それにしても星希との合体の星湿、何度か後やってみたけどできなかったんだよね…なにが足りないのかな…」
星希『星湿。なぜか我の得意分野がてっきりぬけていた気がした。』
シュウ「星希なんかいった?」
星希「いや、なにも」
シュウ「そうか、ではまた」
エンマ「じゃあな。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
エンマ「カイラ〜!仕事手伝ってくれよぉ〜!!」
カイラ「私はちゃんと仕事をしている。エンマ、せめて一人でやれ。」
星希「カイラ、エンマ、桜が満開だよ。綺麗だな。」
エンマ「本当だ。」
カイラ「それにしても星希…笑うようになったな。」
星希「?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
克留(こくりゅう)「…ねぇ、カナリアはどうなったのかなぁ?」
ティア「さぁて。大丈夫だよ、こころが洗われただけだよ。」
セシル「洗われたなんてね〜。浄化されたならもう帰らないかな。私たちのアジトには、むしろ帰ってきたらやばいかもねぇ。」
ティア「冷たいなぁ。まぁ帰ってきたら歓迎の準備はまんたんでないとね。お仕置きにかさねておもてなししなきゃね。」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ティア「キィチャン何か変化はあったかな?」
キイナ「あったよ〜♪なんか白髪のエンマがいたよぉ〜♪主様に早く伝えないと〜。」
ティア「う〜ん、楽しくなりそうだからい〜かな〜…。」
キイナ「そうなん?わかった〜♪」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
エンマ「ぬらりのやつ〜!!!俺がなにしたっていうんだよ!なんか大切な式につかうやつを集めてきてっていいやがって。えっと幸餡偈仰刀流儀式(しんあんげこうとうりゅうぎしき)だっけ?名前長いよな〜………この刀を持っていくのか〜…ん?誰だ。」
???「ごめんなさい!私は真留(しんりゅう)、大丈夫。ここにいる妖怪だから。その刀、幸餡偈仰刀流儀式に使うんでしょ?」
エンマ「ああ。持っていっていいのか?」
真留「うん、別にいいよ。幸餡偈仰刀流儀式は歴の長い座敷。名前の由来は真刀とよばれた妖怪たちの一人がしゃべった言葉から始まっているの。私はもう年をとらない、見たかんじ、君は若いね。元気に生きてね。」
エンマ「サンキューな。」
真留「ええ。では、またね。」
エンマ「ああ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
エンマ「真留、返しに来たぞ!幸餡偈仰刀流儀式は無事終わった!ありがとな!………なんだこの像……?」
真留?「まさか、君は次世代のエンマ大王だったなんてね、少年なんて大変みたいだねぇ…。」
エンマ「真留の声だ。君は像なのか?」
真留「まさか、わかるなんてさすがは妖魔界を勤めるだけあるね。
私が幸餡偈仰刀流儀式の名前の由来さぁ。私もね真刀の一人だった。だけど亡くなったから像に宿っているわけだよ。幸餡偈仰刀流儀式はかつては儀式ではなく信仰の一部だった。
だけど真刀たちの権力がうすくなっていき小さくなり、信仰ではなく幸餡偈仰刀流儀式として儀式になったの。幸餡偈仰刀流儀式は亡くなった妖怪たちを休める儀式みたいだね、もとの幸餡偈仰刀流儀式は敬うものだったの。
昔の名前は幸餡偈信仰っていってたっけ…私もいっそう、もう休んじゃおうか。言葉に甘えて。星希やシュウがまだ生きているならりりしく生きてねっていっておいて。わたしと会いたいならこっちに来てってね。
幸福は我らにあり。真刀の信仰は流れるように消えていくもなし。」
エンマ「真留…休んだのか。真刀…大変だったみたいだな。安心してくれ、星希やシュウたちには伝えておく…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
星希「エンマ?どうしたんだ。」
エンマ「さっき幸餡偈仰刀流儀式をしたんだ。その際に真刀の真留っていうやつにあった、会いたかったらまたいつでも来てって。」
星希「アイツ………アイツらしい。幸福は我らにあり。真刀の信仰は流れるように消えていくもなし…彼女の放った言葉は今でも伝えられているのだな。」
エンマ「………ああ。」
続く