【とんかつ屋のおかみさん】その3
コルゲン(おかみさん)は私の小学校からの友人ケロヨンの彼女だった。ケロヨンは私と同じ高校に通いコルゲン(おかみさん)はもっと頭の良い学校へ。二人は高校に入っても付き合っていた。高校2年生の12月23日までは………その日。私の友人だったケロヨンは17歳の若さで他界した。
そう、最後にコルゲン(おかみさん)の姿を見たのはケロヨンの棺の前で泣いている姿だった。
おかみさん「高田君!気にしないでね−。今はほら、ご覧の通り。」
そう言っておかみさんの指した先には2人の女の子の姿と我が家の息子の姿が。
3ぱぱ「何年生?」
おかみさん「4年生と2年生」
3ぱぱ「コルゲンがお母さんかぁ〜」
おかみさん「高田君だって一緒じゃん!」
コルゲン娘「お母さーん!ちょっときてー!」
おかみさんの娘が呼んでいる。
おかみさん「どうしたー?」
コルゲン娘「この子のバスターズ見て−!」
おかみさん「おー!凄いねー!!」
子供達が仲良くなるのは早い。私とおかみさんが話している間に友達になったらしい。おかみさんの娘二人もバスターズをやっているらしく3人でDSで遊んでいた。
コルゲン娘「レジェンドも全部解放してるし、レア妖怪もいっぱい持ってるの!」
少し誇らしげな顔をする息子。おいおい妖怪のほとんどは、ぱぱが集めたんだぞ。と心の中で思う。
おかみさん「私もね、娘達に頼まれてねー。ネットで色々と調べたりしてるんだけどね定食屋やりながらだと中々ね……」
3ぱぱ「コルゲンがゲームやるのか〜」
おかみさん「本当少しだけだよ。未だにレジェンド何も解放してあげれないわ。」
息子「ぱぱ、レジェンド解放してあげようよ!!」
3ぱぱ「そうだな………コルゲン、時間まだ大丈夫なの?大丈夫なら解放とか手伝うよ。」
おかみさん「本当〜!高田君助かるわぁ〜。」
少し相談した結果、娘達は赤猫団と白犬隊に分かれて遊んでいる。2人の解放を手伝うのはかなりの時間がかかってしまう為、今回はブシニャンと花咲をそれぞれにあげる事にした。
息子「じゃあ募集するね。この“ねりれ”っていうのが僕だから。」
コルゲン娘「わかった〜!」
おかみさんは少し「?」という顔をして息子のDSを覗き込む。
交換が無事に終了した後の事である、
おかみさん「息子君、DS少し貸してもらっていい?」
息子「いいよー。」
おかみさんが息子のDSを取り何かを見ている。
おかみさん「息子君ありがとう〜。」
息子「どういたしまして。」
3ぱぱ「よし、じゃあ帰るか!コルゲン、また食べにくるよ!」
おかみさん「うん!ありがとうねー!三児のぱはさん!」
3ぱは「おう!またなー!」
………………三児のぱぱさん?
続く