【息子のモテモテが止まらない】第五話
嫁「せ、先生!うちの子がまさかいじめたんですか!?」
先生「息子君のお母さん落ち着いてください。違います。」
先生の説明によると最近席替えをしたらしく息子の隣にはセロリちゃんが座っている。
事件は掃除の時間に起こった。セロリちゃんが息子の事を好きなのはクラスでは有名らしい。学校ではもの静かなセロリちゃんだが息子の隣の席になりすごく喜んでいたらしい。
しかし、それをよく思わない女の子がいた。コノミちゃん(仮名)だ。
コノミちゃんの事は知っている。おそらく今回の席替えの前に息子の隣に座っていた女の子だ。よく寝る前に息子が隣の席の女の子にいつも文句を言われいじめられると言っていた。その女の子がコノミちゃんだった。授業参観の時に一度コノミちゃんの顔を見たことがあるが率直なイメージはアマゾネスだ。
私が小学生の頃は「好きな女子をいじめる男子」というのが定番だった。今は時代が違うのか「好きな男子をいじめる女子」それがアマゾネスコノミ。
席替えでセロリちゃんが息子の隣になったのが気に入らなかったアマゾネスコノミ。掃除の時間にセロリちゃんに近づく。
コノミちゃん「セロリちゃん、息子君の隣になってはしゃいでるけど息子君はセロリちゃんの事なんか好きじゃないからね。」
セロリちゃん「…………」
コノミちゃん「息子君を呼んで聞いていようよ。多分嫌いって言うよ。」
コノミちゃん「息子君〜!ちょっと来て〜!」
息子「な、何?コノミちゃん?」
コノミちゃん「息子君はセロリちゃんの事なんて嫌いだよね?」
息子「え?別に普通だよ。」
コノミちゃん「普通は無いの!好きか嫌いなら嫌いでしょ?」
息子「え、だから普通だってば……」
コノミちゃん「普通は嫌いって事だよねね。」
息子「え?だから普通だって………」
コノミちゃん「ほら!嫌いだって!」
息子「………」
セロリちゃん「………」
コノミちゃん「だから〜セロリちゃん。息子君の隣になって喜んんじゃダメだよ!息子君嫌いって言ってるんだから〜!ね〜みんな〜。」
コノミちゃんの取り巻き「そーそーw」
息子「ぼ、僕嫌いって言ってないけど……」
セロリちゃんは泣き出してしまい掃除の時間が終了。帰りの会の為に来た先生が泣いているセロリちゃんを見つけて異変き気が付く。
先生「どうしたの?何があったの!?」
シーンとした教室。しかしこの一部始終を見ていた生徒が二人いた。楓ちゃんと野口さん(仮名※撲○部屋のく○いふさんではありません。)だった。
先に口を開いたのは野口さんだった。
野口さん「先生。息子君がセロリちゃんをいじめてました!」
先生「そうなの?息子君セロリちゃんに何かしたの?」
息子「え?僕は何も………」
先生「セロリちゃん、息子君ちょっと来なさい。」
野口さん「シッシッシッ………」
野口さん彼女が何を考えているのかは謎だが息子にイタズラをするのが大好きな女子だ……。
続く