命令されたら大体従う
そしてなぜかいつも相手を怒らせる
いつだろう
僕がこんな風になったのは
確か5歳の誕生日前日
その日に何があったか
思い出すが何も思えない
思い出す時鮮明に思い出すのは
棺桶に入った母と父の死体
だが何も感じない
僕がこんな風になったのは
なぜだろう
そうだ
僕がこんな風になったのは
何もかも何もかも
あいつが悪い
あいつが原因だ
だが今の僕には感情を持つ力もない
だからそいつも憎めない
しかし悔しさを感じない
なんだろう
この人生
こんな人生
やっていて意味があるのかな
だが
そこに救世主が現れる
そこに現れたのは
謎の魔法使い
だが不思議には感じない
そして謎の魔法使いが口を開く
「感情がほしくないか」
と
なんだろう
この違和感
そんなことが本当にできるのだろうか
「お願いします」
と一言頼む
すると謎の魔法使いはコクリとうなずき呪文を唱える
そして僕は感情を手に入れ
やっと憎しみをもてると
喜ぶ
しかし
感情が戻った今、憎しみは何もない
そしてその時の絶望感で
魔法が自動でとけてゆく
そして謎の魔法使いは口を開く
「代償としてお前は永遠の命を授かることとなる」
そういい残して去っていった
そしてそのまま僕はただ
真の
失わない
感情を求めて
永遠の旅を始める
何か適当に作ってみた