Re: 紅の雑談広場3(奇跡の月光タウン編)( No.285 )
  • 日時: 2021/09/29 00:55
  • 名前: ベイリーフ ◆5SnftrlJNA (ID: ewaSuINA)

ケータよ、どこでその言葉を覚えたんだ。
君は知りすぎたようだね


まぁケータの処分はおいといてぇ〜
今日は早めに更新を…
鬼殺鬼

10.戦型
………
……

「久しぶりだなぁ しばらく学校行ってないけど、皆元気かな?」
「皆元気…だと思うけど、行方不明になってる子が多いみたいだから…怖がってるよきっと」
「かもね、だから俺たちが事件を解決しないと」
「私も手伝うよ 大したことはできないかもだけど…」
「ありがとう 何も成果が得られなくても、皆を救うために一生懸命になってくれることが一番嬉しいよ」
「そう? あ、私こっち探してみるね じゃ、頑張ろうね!」
「え?一人で大丈…行っちゃった 後を追うか?……いや、やめておこう…俺はこっちを探してみるか」

探索しているうちに円城寺さんと合流した
「あ、円城寺さん どうも」
「おう、新人の少年か!君もここに行くように言われたのか?」
「はい、新山佑です いい機会だから円城寺さんの戦いを見てきなさいと」
「なるぼとな!承知!」
「鬼はいましたか?」
「街全体を見て回ったが、気配すら感じなかった 霹の可能性が高いな」
「霹の鬼は気配を消せるんですか?」
「気配も消せる鬼もいるということだ ほとんどが霹だが、下級の鬼にもたまにいるんだ」
「なるほど…下級でも……」
「そういえば新山はどんな戦型なんだ?」
「戦型?」
「なんだ、戦型が決まってないのか?」
「いえ、初めて聞きました」
「そうか!ならばしっかり教えないとな!」

円城寺さんは話しながら鬼の気配を探っている。

「戦型・・・戦いの型…つまりその人の戦い方、戦いのタイプだ。
種類は大きくわけて7つある。
標準、薙払、疾風、強撃、突撃、特殊、遠隔。
型にもそれぞれ長所と短所がある。
標準は言葉の通り普通の戦い方だ。
下級組員はこれを覚えるところから始める。
標準を極めたあとに自分に合った他の戦型に応用していくんだ。
普通の戦い方だから、上級や特殊な能力を持った鬼を相手にするのは難しい。

薙払は広範囲技を得意とする戦型だ。
刀を大きく振り、少し遠くにいる鬼に命中させることができる。
だが大きく振るぶん隙ができやすく、上級ならば攻撃を避けられてしまうこともある。
それを補うために少しでも振るスピードを上げるのが課題だな。
五十嵐はこの型を使う。

疾風はスピードが高く、相手に多くの斬撃を与えられる型だ。
標準よりも早く動けるから鬼からの攻撃をさらに避けられる。
だが速いぶん一撃が弱い。
一撃の威力を高めるのが課題だな。
九十九と十六夜が使ってたな。

強撃は文字通り強力な一撃を与えることができる型だ。
一回の攻撃で致命傷を負わせることもある。
だが力を溜める必要があるから攻撃回数が少なくなってしまうんだ。
力を溜めるスピードを速めて攻撃回数をより多くするのが課題だ。
俺はこの型だ。

突撃は相手の懐にいち速く近づき、攻撃する型だ。
使う技も突き技が多いな。
だが動きが読まれやすくカウンターを受けてしまうこともある。
高槻が使えたな。

特殊はそのまま、特殊な戦い方をする型だ。
支給された刀を使わずに術や毒などを使って攻撃する。
耐性がある鬼に弱いが、大抵の鬼に勝てる。
如月が使うぞ。

遠隔は遠くの敵に攻撃するのを得意とする型だ。
特殊と違って刀を術で遠隔操作して戦う。
だが術にも限界があってな、あまり遠くに離れていたり体力が少ないと使えないんだ。
天でこれを使う人はいない。
全てがバランスよく備わった型も存在するらしいが、使えたのは魔女を一度瀕死にまで追い詰めた120年前の剣士・古賀伊織だけだ。
古賀は戦いの最中に病気が悪化して亡くなってしまってな…魔女討伐はできなかったんだ。結核だったそうだ。

少し重くなってしまったが、型の説明はこれでおしまいだ!」
「ありがとうございます いろんな型があるんですね」
「新山は標準は極めきってないようだな、まずはそこからだな!」
「はい!頑張ります!」
「おう!いい返事だ!!」

「なんのおはなししてるのー?おいらもまぜてよー!」
!?
気配が…読めなかった…!?
いつの間に目の前に!
「まぜてくれないのー?なら…」


「死んでよ」
………
……


書くのに2時間かかったのはこれが初めて
あ、最後の台詞は結構ガチな感じの声を想像してみて
急にトーンが変わるやつ
早く帰って寝たいなぁ
皆おやすみー



おはよー(予言)