求「大ガマ」 「土蜘蛛」 |
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自分本家と真打持ってて、真打の方では元祖の方についてしまいまして、土蜘蛛ゲットしたんですが 友達にあげてしまいましてなくなりました。 |
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Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.1 ) |
詐欺師とは言わんからこれだけ言わせて。お前、スレ立てすぎ再利用してくれ。そして掲示板くるな下げ |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.2 ) |
高田健志は穴を掘っていた。昨晩、愛犬が死んだのだ。しばらく手を働かせていると、何か土とは違うものがシャベルの先に当たった。それは心臓であった。彼はポケットから布きれを取り出し、丁寧に汚れをふき取ると、時折激しく脈打つそれを胸の内にしまい込んだ。以後、世界で地震は確認されていない。 |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.3 ) |
ヒーローショーが行われていた。子どもたちは熱心にヒーローを応援し、悪の打倒を心待ちにしていた。ショーの中ごろ、悪役の仮面が外れるというハプニングがあった。仮面の下から高田健志の顔が現れると、子どもたちは一斉にヒーローの応援をやめ、ショーが終わるまでの間、悪の繁栄を願い続けた。 |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.4 ) |
高田健志がカーテンを閉めると太陽が嫌われたと勘違いして地球に接近してくる。地球温暖化の進行は彼の引きこもり癖を直さない限り永遠に止まらない。 |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.5 ) |
万人がその結果に一喜一憂する宝くじなど、高田健志にとっては300円と2億円の交換作業にすぎない |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.6 ) |
一切の光を遮断した部屋にアサガオの鉢を置き、水と高田健志の微笑みを与えて育てたところ、室外で育てたものと同様の成長を見せた |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.7 ) |
楽器を破壊するパフォーマンスが人気であった60年代のロックシーンで、創造の美学を貫く者がいた。高田健志だ。彼は会場にギターを持ち込まない。持ち込むのは木材と工具。その場で一本のギターを作り上げるのだ。それ故ライブの大半は木を切る音である。観客たちは恍惚とした表情でそれを聴くのだ。 |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.8 ) |
秒刻みのスケジュールをこなす高田健志が合間を縫って予定帳を確認したところ、今月できる呼吸の回数はわずか5回であった |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.9 ) |
虫捕りをしていた少年が庭の石を持ち上げると、石の下には高田健志の顔をした芋虫がうごめいていた。気味が悪くなった彼は、石を芋虫に叩きつけて、部屋に逃げ帰った。石の下からは緑色の体液が、彼の跡を追うように流れ出していた。翌朝、彼は顔を洗おうと蛇口をひねった。水は綺麗な緑色をしていた。 |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.10 ) |
あるガンマンが高田健志に決闘を申し込んだ。彼には銃では誰にも負けない自信があった。一歩踏み出した時、一つの不安が彼の脳裏をよぎった。「負けるかもしれない」敗北を恐れた彼は二歩目で振り返り、引き金を引いた。銃弾はあっさり背中を貫いた。倒れゆく高田健志の後ろには足跡が四つ続いていた。 |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.11 ) |
男の元に同窓会の案内状が届いた。話し好きだった男は参加を即断。しかし当日、会場にいたのは年齢も出身校もバラバラの人たち。男たちが互いに愛想笑いを向けていると、1人の男が壇上に上がり、マイクを取った。「主催者の高田健志です」その場の人間は口を揃えた。「ああ、5年生の時に転校した…」 |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.12 ) |
旅芸人の男がいた。男は青ひげで見た目が大層悪かった。男を不憫に思った高田健志は彼にマスクを授けてやることにした。「芸を磨くのです」マスクをつけた男は人気者になった。そして次第に努力を怠るようになっていった。男が稽古を全くしなくなった頃、マスクの表面には青ひげが浮かび上がっていた。 |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.13 ) |
村には巨大な笹があった。それは七夕になると「高田健志になりたい」と書かれた短冊で埋まることで有名であった。ある七夕の夜、ズシンという音が村中に響いた。重みに耐えかねた笹が倒れたのだ。心の拠り所を失い、項垂れる村人たちの上を「普通の人間になりたい」と書かれた1枚の短冊が駆け抜けた。 |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.14 ) |
下校途中だった小学一年生の高田健志は、左右確認ついでに暴漢を蹴散らすと、勝利の拳を掲げて横断歩道を渡った |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.15 ) |
テレビ番組で高田健志が食リポに挑戦した。「おっ、美味しいなあ!皆さんも味わってみてください」と高田健志が言うと、隣にいた出演者からカメラマン、店の外にいた野良猫、テレビを見ている視聴者までもが口の中で牛タンがとろける感覚を味わい、全国で舌鼓の大合唱となった |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.16 ) |
【ニュース】高田健志氏の『泣きっ面に蜂』活動が話題を呼んでいる。同活動は飢餓に苦しむ子供達に蜂蜜を届けるもので、これまでに18の地域に100万トンの蜂蜜が届けられた。現地の反応は「蜂蜜はもういい」、「そのビンを近づけるな」と上々だ。諺がポジティブな意味になる日も近いかもしれない。 |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.17 ) |
高田健志に対して視力検査が行われた。検査員の質問に彼は「腹が減った。早く終わらせてくれ」と答えるだけだった。大きな文字を見せても同じであった。それどころかもっと汚い言葉を吐くようになった。開始から1時間が経った頃、誰かの腹が鳴った。心を見られていたことに気づいた検査員は赤面した。 |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.18 ) |
高田健志がよく目が合う旅人たちに何故こちらを見るのか尋ねた所、輝く右の瞳が北極星と呼ばれていることが分かった |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.19 ) |
素朴な質問です。スレ立てすぎとおっしゃいましたが 実際僕が建てたスレって一ヶ月前のなんですよ。どこのページにあるかなと探したところ25ページらへんにあったんですよ。25ページに書いてあるスレって誰が見るんですか?もちろん今日でめちゃくちゃスレを書いて、みんなのスレを下げるような迷惑スレはダメだと私も思います。だけど私はスレロックもして上がるような心配性ないですし、実際25ページまで見た人っていないと思うんですよね。私が今日投稿したスレって2個ですし、なにも悪くないと思うんですけど? |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.20 ) |
腕のパーツを取り付けるとカチッと音がした。少年は完成したばかりのプラモデルを自慢してやろうと勢いよく家を飛び出した。クラクションが鳴り響いた。カチッという音で目を覚ました。少年は体の無事を確認すると、友人宅の方へ走っていった。高田健志は壊れたパーツをしばらく眺め、ゴミ箱に捨てた。 |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.21 ) |
一か月に渡って高田健志を研究した建築家は、彼の骨格を「耐震技術の結晶」と評価し、未来の家づくりに役立てるよう提案した |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.22 ) |
「楽になるツボを押してくれ」マッサージ店を高田健志が訪れた。店員は注文通り、疲れに効くツボを一通り押した。翌日も彼は店を訪れた。「楽になるツボを押してくれ」3日目。彼は同じように言うと、店員にナイフを手渡した。全てを理解した店員は刃先を彼の喉に当て、押した。死に顔は安らかだった。 |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.23 ) |
翌日の男子長距離決勝に向けて、軽くウォームアップしたくなった高田健志は、自らに莫大な懸賞金をかけ、手配書を市中にばら撒いた |
Re: 求「大ガマ」 「土蜘蛛」 ( No.24 ) |
高田健志は自分が何者か知らなかった。人より少しばかり体が大きく、腕も脚もなかったが、心の真ん中には自分は人間だという自信があった。ある時、彼の体に激痛が走った。蜂にでも刺されたのだろうか。痛みの方に目をやると、傷口から滾々と水が湧き出していた。アルプスの一角だと知った瞬間だった。 |